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2020/03/19頭の筋肉と頭痛
気圧の変化で頭痛が起きることが
多いこの季節ですが、
鼻炎や風邪の引き始めにも
似た症状が出るため、
受診する科や飲む薬の判断に
困りますよね。
頭痛には緊張型頭痛と偏頭痛があり、
鎮痛薬でおさまるものと
偏頭痛専用の薬でなければ
生活に支障を来すほど
重くなるものに分けられます。
偏頭痛の原因ははっきり解明されておらず、
脳の血管の収縮が急激に行われて
神経を圧迫しているという説もあれば、
三叉神経から突発的に炎症を起こす
痛みのもとが分泌されている説もあります。
一方の緊張型頭痛は、
頭や首、肩にかけての筋肉がコリ固まって
血行不良になるのが原因で起こると
考えられています。
頭皮は年齢を重ねるごとに硬くなり、
凝っていることにも気づいていない人が
ほとんどです。
でも実は、フェイスラインのリフトアップや
頭痛、毛髪の質なども左右するほど
重要な場所なのです。
前頭筋が疲れやすいかどうかのチェックは、
自分で鏡を見ながら行うことができます。
目を開ける時におでこを押さえながら、
瞼の開閉をしてみてください。
この時に眉毛より上がかなり上下する、
または目を開けるとおでこにシワが寄る、
おでこを動かさないと目が開けられない
という方は要注意。
常に前頭筋に緊張感があるので、
シワが刻まれやすくなる以外にも、
目が疲れやすく、慢性型の眼精疲労から
頭痛を発症しやすくなる傾向にあります。
瞼の筋肉だけで目の開閉ができるように
トレーニングするためには、
眉毛より上を動かさずに
まばたきをするのがおすすめです。
まばたきをしながら、
眼球を上下左右に自由に動かし
視神経の柔軟性も意識してみましょう。
側頭筋が疲れやすいかどうかのチェックは、
「噛む」運動をする時に顎以外のどこまでが
稼働しているかによって判断します。
こめかみに手を当てながら顎を開閉した時に、
大幅に顔の幅が変わるようであれば、
噛み癖として必要以上に側頭筋を
酷使している可能性があります。
それ以外には、起きている時から
歯を食いしばる癖のある人、
そのまま歯ぎしりをしやすい人は
常に側頭筋が張った状態になっているので、
頭痛以外にも顎関節症を
発症しやすい傾向にあります。
このタイプの方は、
まず普段から食事の時以外は
歯と歯が浮いている状態を自然にキープ
するように意識することが大切です。
歯並びや歯ぎしりなどを改善するための
マウスピースも非常に有効な手段となります。
顎関節症そのものを骨格から調整すると
改善されるケースもあります。
後頭筋が凝りやすい人は、
頭痛の時に入浴をして血行が良くなると
改善されるタイプの、いわゆる「鬱血」から
頭痛が起こりやすい傾向にあります。
耳の後ろから首の付け根より上が
硬くなっており、そのまま首や肩の緊張まで
繋がってしまうため、首コリや肩コリが
慢性化しているのもこのタイプです。
お酒を飲んだ翌日に、
気持ちが悪い吐き気よりも、
血管が拡張され過ぎて起きる
頭痛の方が目立つ場合は、
後頭筋で血流が阻害されている
可能性について知っておく必要が
あるでしょう。
後頭筋をほぐすためには、
コルギやヘッドスパで頭皮を柔らかくする
施術を受けるのも効果的ですし、
首の骨の歪みそのものを改善して
凝りにくい土台を作るのも
選択肢の一つです。
?
前頭筋と後頭筋を繋ぐこの筋膜は、
どちらに柔軟性が欠けても
硬くなる特徴があります。
ということは、現代人の多くが
目を酷使しスマホ首で首コリを
発症している時点で、
ほとんどの日本人の帽状腱膜が
固まってしまっていると言えますね。
この腱膜が硬くなると、
頭髪が生えるのを邪魔して
毛の質が細くなる、あるいは生えなくなる、
白髪が増えるなどの症状が
出ることがあります。
これらの要因は
帽状腱膜によるものだけではありませんが、
頭皮は柔らかく保っておいて
損はありませんよ。
今回は、頭蓋骨を覆っている筋肉
「前頭筋」、「側頭筋」、「後頭筋」に
スポットを当て、
どのような習慣があるとどの筋肉が
凝りやすく頭痛になるのか考えてきました。
目を開く時に眉毛まで上がってしまう人は
前頭筋、噛みしめる癖のある人は側頭筋、
猫背やストレートネックなど
頭を支えるのに姿勢が悪化している人は
後頭筋が疲れやすいことが
おわかりいただけたのではないでしょうか。
また前頭筋と後頭筋を繋ぐ「帽状腱膜」は、
前後のどちらが凝っても
頭皮を固くしてしまうので、
頭髪の質が細くなったと感じる人や
油分のバランスが崩れて
皮脂が気になる人も
頭の凝り具合を
チェックしてみてくださいね。
噛み癖や首の姿勢不良は、
全身のバランスと頭蓋骨の位置が
合っていないことでも起こる問題です。
原因不明の頭痛を放置する前に、
体の理想的な状態と
向き合ってみてはいかがでしょうか?
他にも気になる症状がある方は
お気軽にご相談くださいね。
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