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2020.04.14 運動と美容鍼
肌年齢を考える上で欠かせないのは、お肌の保水力や弾力、張りといった「何もしていない状態の時に肌が持つ力」です。
それらを向上させるために、美容液や基礎化粧品、エステなどを組み合わせていくのが一般的な美容方法ですよね。
それはあくまでも外側からのアプローチであり、本当の意味で健康的で美しい素肌はを目指すには、内側からのアプローチも欠かせません。
内側からのアプローチに必要なものは、食事管理やサプリメントによる補給、そして運動による基礎代謝の促進などが挙げられます。
そこで今回は、美容効果を高める運動の意義について詳しくお話していきたいと思います。
運動をする最大のメリットは、心拍数とともに血液の流れが促進されて細胞が活性化するところです。
軽く走った後でも鏡を見た時に顔色が明るくなっていることを実感する方も多いのではないでしょうか?
それだけでも肌のくすみを改善することに繋がるのですが、それに加えて全身に血液が循環すると血液に乗って栄養素も行き渡るので、美肌に必要な細胞を形成するための栄養が補給されやすい環境が整うというわけです。
ここで言う運動は、できれば15分から20分程度の有酸素運動が望ましいですが、そこまで時間が取れない時や運動する体力が続かない時は、部分的な筋トレや通勤の歩行だけでも構いません。
「多少息が上がる」時間を1日の中で作ることから心がけましょう。
岩盤浴やホットヨガをして汗がダラダラ出ている時に化粧水が浸み込んでいかない原理と似ていて、運動をして汗をかくと自然に水分と油分が肌から出てくるので肌本来の蘇生能力を取り戻す力がつくようになります。
常にメイクをする時間が少ないスポーツ選手が良いお手本で、日々運動をして汗をかいている分、血色の良いきめ細かい肌質になることが多いですよね。
男性でもかなり紫外線を浴びるようなスポーツの選手ですら、毛穴の目立たない艶のある肌の方が多いように見受けられます。
もちろん私たちはトレーニングをし続けることはないので、発汗が落ち着いた後はきちんと保湿をして閉じ込めておくケアを忘れずにしましょう。
1日の中で運動する時間を作るようになると、体が適度に疲れを感じて睡眠が深くなる傾向にあります。
現代人はデスクワークやスマートフォンを見る時間が長く、目や脳は疲れやすくなっているのに、体を使うことがなく筋肉が稼働していないという非常にアンバランスな状態で過ごしています。
この体と脳の疲れのバランスが整うと、睡眠が深くなり美肌を作るために必要な新陳代謝を促すゴールデンタイムが訪れるようになるのです。
肌荒れに良いサプリや高い化粧品を揃える前に、まずは運動のもたらす自然な美肌効果を実感してみてはいかがでしょうか。
毎日のように15分~20分の有酸素運動ができればそれがベストですが、体調や作れる時間、モチベーションに左右されて毎日運動をするのは続かない…そんな方でも毎日取り入れるとしたらこんな方法があります。
有酸素運動の代用とまではいきませんが、心拍数を上げて体を芯から温めるために入浴の習慣は外せません。
長時間浸かっていられない人は少し高めの温度で全身浴をするのも良いですし、半身浴を正座で行うと効率良く下半身から血流が促されるので通常の入浴より短時間で済むというデータもあります。
他にも、同じお風呂の温度でも岩塩やバスソルトを入れると体感温度や保温力が高まるので、湯冷めもしにくくなりおすすめです。
運動や入浴で体を暖める時間が無い時は、体温より少し高めの白湯で内臓をあたためると内臓の働きが活発になり代謝がアップします。
白湯は寝起きなどの空腹時に飲むと一番効果が高く、腸内環境も改善されるため美肌作りと直結していると言えます。
どの方法も「温める」というのがキーワードではあるのですが、カイロなどを使って外側から胃腸を暖めると内臓の血流が集まり過ぎてしまいのぼせやすくなるので、くれぐれも外側から「不自然」な温度で「急激」に温めるのは控えた方が良さそうです。
今回は運動がもたらす美肌効果と、運動以外にも体の中から素肌力を上げる手助けとなる方法について触れてきました。
運動や入浴に共通して言えるのは、心拍数を上げて心臓から血液の循環を良くして全身に栄養が行き渡るようにすることが、新陳代謝を正常にして美肌作りの基礎となる点です。
また空腹時に白湯を飲むことで、内臓に緩やかに水分が浸透して胃腸の環境が整い、それが肌にも現れるので冷えている時こそ水分補給には気を配っていきたいですね。
内側からの改善とともに、外側からの筋肉や血管、細胞へのアプローチも欠かせません。
美容鍼について質問や不安な点がある方も、是非一度お気軽にご相談くださいね。