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YASUDA SHINKYU
SEKKOTSUIN

2020.04.16 「寝違え」の原因と対処法

「首が動かない」、「首の付け根あたりが激しく痛む」、「腕が上がらない」
皆さんも一度は「寝違え」の痛みを経験されたことがあるでしょう。
首の後ろ、首から肩にかけての部分に痛みが出ることに加え、痛みで首を動かすことができない、腕が上がらないといったケースもあります。「寝違え」が起きる原因とその対処法をご紹介しましょう。

 

【「寝違え」の主な原因とは?】

「寝違え」の痛みはとても苦しいものですが、一般的にはX線検査など画像に現われる変化がないため、首周辺の筋や腱、筋膜などに生じた急性炎症の総称として「寝違え」と呼んでいます。

「寝違え」の原因は大きく分けると主に2つと言われています。

<原因その1寝姿勢による問題>

睡眠中に体に負担がかかるような不自然な体勢が続くと、負担がかかっている部位の筋肉に血液が流れにくい状態「阻血(そけつ)」に陥って「しこり」となったり、靭帯や筋肉が傷ついたりすることが寝違えの原因となります。体にとって苦しい体勢が続いた場合、通常は寝返りをして楽な姿勢になるのですが、体型に合わない枕の使用、こたつやソファなどでの睡眠、過労や泥酔などで寝返りが打てないと体への負担が続くことになり「寝違え」を引き起こします。

<原因その2 寝るまでの行動による問題>

✓慣れない労働やいつもはしない運動

首周りが筋肉痛になる、一部の筋肉がこむら返りを起こして痙攣する、首の骨(頸椎 けいつい)の後ろにある椎間関節の袋状の関節包に炎症が起きる、などの症状が寝違えの原因となります。手で重い物を持つ動作(ボーリングなど)は「寝違え」を起こしやすいとされています。

 

✓首を動かさない姿勢での長時間作業

細かな手芸作品の制作に没頭する、パソコンを使うデスクワークなどが長時間に及ぶと頭を一定の位置に保つために首の筋肉に大きな負担がかかり「寝違え」の原因になるとされています。

 

その他にも精神的な疲れを感じている時、脂っこい食事や飲み会が続いて内臓疲労が蓄積している時は「寝違え」を起こしやすいタイミングとされています。

 

【「寝違え」てしまったら】

 

寝違えを起こしてしまった場合の痛みの対処法をご紹介します。

◎安静にする

無理に首を動かすなど、痛みを感じる動きは絶対に避けましょう。傷ついた組織の回復のためには安静が最も有効です。
 

◎冷やして炎症を和らげる

強い痛みがある、痛みの部分が腫れている、触ると熱を持っているという場合は、痛みが出てから2日(48時間)程度は冷湿布、タオルでまいた保冷剤などで痛みのある部分を冷やすと、患部の発痛物質の広がりを抑えることができ痛みや腫れの改善に効果があります。一方で、痛みが治まった後も冷やし続けると筋肉の血流不良を起こして傷ついた組織の回復が遅くなる場合があります。2日程経過しても強い痛みや腫れが改善しない場合は専門機関に相談しましょう。

 

痛みを感じた直後にすると症状を悪化させてしまうNG対処法

×痛みがある部分を温める

「温めればよくなる」とカイロなどを当ててしまう方もありますが、痛みがある場合は温めることで炎症反応が拡がり痛みを含めた症状が悪化してしまう恐れがあります。寝違えを起こした当日は入浴で体を温めることも避けましょう。痛みや腫れが収まるまでは患部を温めることはNG行為です。

 

×首や肩のマッサージ

早く元の状態に戻したいと、痛みを我慢しながら首を前後左右に動かしてみたり、手で触ってみたりするのは絶対に避けましょう。痛みや違和感を改善しようと、首を伸ばすなどのストレッチや首、肩のマッサージは患部の炎症を拡げ症状の悪化を招きます。

 

【「寝違え」が回復するまで】

 

寝違えて痛みを感じても、特に対処をせずにそのままにしている人もあることでしょう。寝違えの痛みは多くの場合は数時間から数日の経過によって改善し、少しずつ首を動かしていくことで次第に治っていきます。 

 

▲1~2週間経過しても痛みが治まらない
▲寝違えの痛みが日ごとに強くなっている
▲頭痛や吐き気の症状がある
▲寝違えが頻繁に起こる

 

上記のような場合はすぐに専門機関に相談することをおすすめします。
症状の強い肩こりの他、体の痛みに病気が隠れている可能性もあります。

 

【「寝違え」予防のために】

「寝違え」を起こさないために、日頃から気を付けたいポイントをご紹介します。

①「冷え」を避ける

体が「冷え」の状態にあると血流が悪くなり「寝違え」の原因にもなる肩や首のコリが悪化する場合があります。体を温め血行をよくするため、湯船にしっかりつかる、適当な運動を続けるなど、日々の生活の中でも体を温める意識を持ちましょう。寝室の温度管理をして寒いと感じる環境で寝ることは避けましょう。

 

②デジタルデバイスの使用

パソコン、スマートフォン、タブレットなどを長時間使用する人は、1日の終わりには首から肩にかけての筋肉に大きな負担がかかっています。使用中には休憩をはさみ、肩や首をストレッチして筋肉疲労を蓄積しないようにしましょう。

 

③寝違えを起こしにくい寝具を選ぶ

睡眠中に自然な寝返りができるようにするためには硬めの寝具を選ぶことが必要です。

また頭が必要以上に沈み込まず、首に負担がかからない高さの枕を選ぶことも大切です。

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