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YASUDA SHINKYU
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2020/05/07寝違えはなぜ起こるのか?

「朝起きたら首が痛い…」多くの方が一度は経験している寝違え。1日中首や肩に痛みを感じたまま過ごすことは、仕事や家事育児にも影響して本当に辛いものです。人はなぜ寝違えを起こすのか。今回は寝違えについて解説します。

 

寝違えの症状

 

寝違えとは、起床時に首や肩・背中などに不快感や筋肉痛のような痛みを感じる状態です。首の周りの靭帯や筋肉などの急性炎症で、首を動かすと強い痛みがあり、ほぼ首を動かせなくなることも多く、肩や背中の痛み・頭痛が起こることもあります。

寝違えは正式な病名ではなく、急性疼痛性頸部拘縮(きゅうせいとうつうせいけいぶこうしゅく)といます。拘縮とは、筋肉が持続的に収縮してしまう状態です。

痛みの度合いは、数時間から1日程度で治るものから、1週間程度続くものなど様々です。

 

寝違えの原因

 

私たちは、通常寝ている間、無理な体勢にならないように、寝返りをうつなど身体を動かしています。しかし、合わない寝具や、狭い場所などによって無理な体勢で眠ると身体を動かすことができず、首に負担がかかり寝違えてしまうのです。また、ストレスや疲労から、睡眠中に身体がリラックスできずに緊張状態のままでいることも、寝違えの原因といわれます。肩こりなどを慢性的に感じている方も寝違えを起こしやすい傾向にあります。

寝違えたときは、枕は合っているか・疲れが溜まっていないかなど、生活を振り返ってみましょう。

 

内臓が関係している場合も

 

寝違えは、場合によっては内臓の疲労や機能低下によって起こることがあります。首の右側の寝違えは肝臓や胆のう、首の左側は胃や膵臓の不調と関係していることがあります。これは、弱った内臓を助けるために起こる反応で、筋肉で内臓を守るために姿勢を歪ませたことで、首に負担がかかり痛みに繋がるのです。

 

寝違えた時に知っておきたいポイント

 

・注意点

寝違えた時は、首をぐるぐると回すことや、肩を揉むことなどは避けましょう。自己判断でストレッチやマッサージを行うと血流量が増えて、炎症が広がり症状が悪化する可能性があるからです。特に首に痛みがある初期段階は、首を動かさずに安静にしましょう。

・保冷剤や氷で冷やす

痛みがある間は、冷やしましょう。炎症が起きている間は、温めると炎症反応が広がり、痛みが悪化することがあるからです。できれば入浴も避け、シャワー程度にしましょう。

・冷湿布を貼る

炎症を鎮めるために冷湿布を貼るのもおすすめです。冬場など寒くて保冷剤で患部を冷やすことが厳しい場合などに効果が期待できます。

ある程度冷やして、痛みの感覚がなくなったら冷やすのをやめることの繰り返しをしてみましょう。

 

寝違えを予防するには

 

◆適度な運動

痛みがある時に、ストレッチは厳禁ですが、普段は定期的にストレッチで首や肩回りの運動をしましょう。肩や首の筋肉が固くなると関節の動きも悪くなり、寝違えを起こしやすくなるからです。普段から首周りを柔軟に保って、血液の循環を良くしておくことで、寝違えの予防に効果的です。

 

・ストレッチ方法

頭を前後左右それぞれの方向から手で押して、その圧力を押し返すように首に適度な力を入れて30秒程キープします。1日3回程度が目安です。寝違えだけでなく、肩や首のコリの改善も期待できます。

 

◆身体を温める

寝違えの症状があるときは控えるべきことですが、普段は身体を温めて筋肉をほぐすことで、寝違えの予防につながります。睡眠中も首周りを冷やすことが無いようにしましょう。

 

◆寝具の見直し

毎日使っている、枕やマットレスもあっているか見直すことも寝違え予防のひとつです

例えば、柔らかすぎる低反発マットは、寝返りが打ちにくく、仰向けのまま首の筋肉が硬直した状態で寝てしまう場合があります。また、硬すぎる高反発のマットは、腰に負担がかかるので、横を向いた不自然な姿勢で寝てしまう可能性があります。体型に合わない高さの枕も、首や首周りに負担がかかる不自然な寝姿勢をつくる原因にもつながります。

 

◆生活習慣を振り返る

寝違えや、過労やストレス・過度の飲酒・偏った食生活により内臓に負担が掛かることで、内臓を守るために反射の反応が起こって、寝違えを引き起こすこともあります。十分な睡眠、栄養バランスの良い食生活、ストレスを溜めないなど、日々の生活を見直してみることでも予防効果が期待できます。

 

寝違えが治らない、繰り返す場合は

 

寝違えがなかなか治らなかったり、繰り返す人は、上記の予防法ができていないことの他、日常的に首から肩の筋肉が硬い・姿勢が悪い・関節の可動域がせまいなど、原因は様々です。辛い痛みを繰り返さない為にも、自分の寝違えの根本的な原因や、姿勢の正し方などをプロに相談して、寝違えの出にくい身体づくりをしていくこともひとつの方法です。

数か月に一度寝違えてしまう方や、首や肩の凝りを日常的に感じている方など、心当たりのある方は、お気軽に当院にご相談くださいね。

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