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YASUDA SHINKYU
SEKKOTSUIN

2020/05/08テニス肘について

「テニス肘」をご存知でしょうか。テニスを続けていると起こる腕の痛みのことで、スポーツ障害のひとつです。テニスだけでなく、ラケットを持つバドミントンなどのスポーツやゴルフや剣道などでも起こりやすいと言われています。

スポーツ以外でも、日常生活で同じような痛みが出ることもあり、主婦の方でも同様の痛みがある方も多くいらっしゃいます。

 

テニス肘とは

テニス肘は、正式には「上腕骨外側上顆炎」といいます。肘の外側に起こる痛みのことで、物を持ち上げたり、手をひねったりする動作の時に生じます。じっとしている時にはあまり痛みが出ないのが特徴です。

肘の外側には、手首を反らす時に使う3つの筋肉があります。この筋肉が引っ張られることで起こる慢性的な障害がテニス肘です。テニスのバッグハンドの時にこれら3つの筋肉を使う為、テニスをする人に多くみられたことから「テニス肘」と呼ばれています。

しかし、実際は、重い物を持ったり、雑巾を絞ったりなど家事を通じて同じような動作を繰り返す機会も多く、テニスをしたことがない主婦の方でもテニス肘になる事も多いです。

原因については、一般的には加齢とともに腱が痛んで起こるといわれていますが、まだ十分に分かっていません。

 

どんな人がなりやすいのか

テニス肘は、何度もなる人もいれば、一生ならない人もいます。生活の中でどれだけ肘に負担をかけているのかで決まります。どんな人がテニス肘になりやすいのでしょうか。

家事・育児

重い荷物を持つ時、フライパンを振る時、子供を抱っこする時、雑巾やタオルを絞るときなど、家事や育児の多くは腕の筋肉を使います。テニスで使う動作と同様に使うことが多い為、テニス経験のない主婦の方もテニス肘になることは多いといわれています

◆デスクワーク

パソコン作業や書き物をしている人などデスクワークをしている人は、一見、筋肉を使い過ぎることなど無さそうですが、実は筋肉を酷使していることがあります。

指を動かす時は、前腕伸筋群を使います。そのためデスクワークを続けることで前腕の筋肉が凝り固まって、テニス肘になる人がいます。

◆テニスをしている人

硬式テニスでバックショットを打つ時に、手首を甲の方へ強く曲げるので、この時に前腕伸筋群に強い負荷がかかります。そして繰り返すうちに練習のし過ぎ、オーバーユースを起こして、肘が痛くなります。痛みが強いとバックショットが打てなくなり、更には普通のショットでも痛みが伴うようになったり、日常生活でも痛みを感じてしまう場合もあります。

◆肩や首の硬さ

肩や首の動きが硬いことも、テニス肘になりやすいことのひとつです。身体の中枢部分で関節の動きが硬いと、その負担は末端部分にかかります。肩こりで首や肩が硬くなっている人は、知らず知らずのうちに腕に負担がかかり、更に手の使い過ぎも重なってテニス肘になってしまうことに繋がるのです。

 

テニス肘の診断テスト

テニス肘は、簡単な誘発テストでチェックします。次の3種類がその主なものです。

・手関節伸展テスト(トムセンテスト)

肘を伸ばした状態で手首を反らし、反らした手首に抵抗を加えます。

 

・中指進展テスト

肘を伸ばした状態で、中指に抵抗を加えます。

 

・Chairテスト

肘を伸ばした状態のまま、椅子を持ち上げてもらいます。

 

いずれのテストも動作に関連してこの時に肘の外側が痛むかどうかを確認します。

 

テニス肘の対策

テニス肘は、そのまま自然に治ることもありますが、なかなか改善しない場合もあります。自分で出来るケアも行ってみましょう。

・腕のセルフマッサージ

肘から下の前腕部分、特に甲側を反対の親指で押して、痛すぎない程度に揉んでマッサージします。

・首と肩のマッサージ

蒸しタオルを首の付け根や首から肩にかけてのラインにあてると、温熱効果で血流が促進されます。

・テーピングを使う

肘から手の方へ指3〜4本分程下がると筋肉の一番太い部分があります。ここをテーピングで一周巻くと、筋肉の収縮が肘まで伝わらなくなり、手の使い過ぎによる負担が肘に集まらなくなります。このため、徐々に炎症が引き。痛みが軽減されます。尚、ここで使うテーピングは、硬いホワイトテープではなく、伸縮性のあるキネシオテープがおすすめです。

 

まとめ

肘の外側に痛みが現れるテニス肘。テニス肘になると痛みにより、日常生活の動作全般に悪影響を及ぼすこともあります。自身で安静を図ったり、ストレッチでセルフケアすることもひとつですが、痛みの改善が見られない場合は、専門機関へご相談ください。やすだ鍼灸接骨院では、施術前にしっかりとしたカウンセリングを行い、安心して施術を受けて頂いております。テニス肘の痛みやスポーツをしていて気になることがある方は、お気軽にご相談ください。

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