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YASUDA SHINKYU
SEKKOTSUIN

2020/05/08五十肩について

「肩が痛くて腕が上がらない」「腕が上がらずに着替えやシャンプーが辛い」「高い所にあるものが痛くて取れない」

このようなお悩みは、五十肩かもしれません。名前はよく聞「五十肩」。どのような症状なのか、何が原因で起こるものなのか詳しくご紹介します。

 

五十肩とは何か

五十肩とは、肩の動きが悪くなり、肩や腕を動かそうとしたときに痛みが生じるものです。正式には「肩関節周囲炎」といいますが、50代前後で発症することが多い為、四十肩や五十肩と言われています

肩の関節は、骨の軟骨や、靭帯、腱などで構成されています。五十肩は、これらの老化によって炎症を起こし、肩関節の関節包が狭小化してしまうことで、痛みや動きづらさが生じます。英語では「Frozen Shoulder(凍結肩)」と呼びます。男女差は特になく、また、肩を酷使したから起こるというわけでもありません。痛みの程度も様々で、腕を動かしたときに軽く痛みが生じるという人もいれば、激痛で夜も眠れない人もいます。

五十肩の原因は、まだ分かっていないことも多いのが現状です。ある日突然、前触れなく発症することもあります。

 

五十肩の症状

五十肩は、痛みの進行によって、発症から回復までに、急性期、慢性期、回復期の3つの症状に分かれます。

・急性期

発症して2週間程まで最も痛みが強い時期です。肩や腕を上げたり動かす時に痛むだけでなく、動かさなくても痛みが出たり、夜寝ている間にも痛みが生じます。目が覚めてしまうほどの激痛や、しびれが生じる場合もあります。

・慢性期

急性期のような強い痛みはないものの、肩の動きが悪くなり、動かそうとすると痛む時期です。肩回りの組織が硬くなり、肩を上げる・腕を回すなどの動きがしづらい状態です。

 

・回復期

慢性期が約半年ほど過ぎると回復期に入ります。回復期は、関節の痛みや動きは少しずつ軽くなります。肩や腕の動きがほぼ元の状態まで回復するには、1年程かかる場合もあると言われています。場合によっては、反対側に同じような症状が現れるケースもあります。

 

振り子運動

50肩になると、次のような動作が行いにくくなります。

・腕を後ろに回す

・腕を上げる

 

これらの可動域制限を改善する運動として知られているのが振り子運動です。

・痛みのある方の手にペットボトルなど1Kg程度の重りをもち、反対側の手を椅子や机に置いて身体を支える

・上体を少し倒し、全身を前後に大きく揺らして、その動きにつられるように腕を肩から振り子のように揺らす

30回を1日3セットがおすすめです。

回復期など痛みが治まったら無理のない範囲で行い、肩の可動域を広げましょう。

 

日常生活で気を付けたいこと

・肩を冷やさない

五十肩では肩を冷やさないことが大切です。痛みは身体が冷えると強くなり、温まると楽になりやすい為です。就寝中は肩が冷えないように、パジャマの上着を厚めのものにしたり、冷房が直接肩に当たらないように気を付けるなど工夫をすることで痛みが軽減されます。保温用のサポーターを着用するのも有効です。

 

・入浴で温まる

ゆっくりと入浴し、肩関節の血行を良くすることも効果的です。半身浴ではなく肩まで浸かりましょう。また、シャワーなどで温かいお湯を肩に掛けることもおすすめです。

・肩が上がり過ぎないように意識する

物を持ち上げるときは、肩が上がり過ぎないように、踏み台にのるなどの工夫をしましょう。

服も、肩を上げなくていいように前開きのデザインのものを選ぶとよいです。

・重い物を肩に掛けない

肩に負担が掛からないように、荷物の重みをかけないよう心がけることも大切です。例えば、カバンを痛みのある側の肩に掛けたり持ったりしない、買い物の際も、かごを持つより、カートを使うなどです。

・寝る姿勢

寝る時は、身体と脇の間にクッションやタオルを挟み、腕を開いて肩を浮かせた姿勢にすると良いといわれています。また、痛む側の方が下にならないようにするだけでも痛みの軽減への効果が期待できます。痛みが強い時は、肩の近くに湯たんぽを置くのもよいでしょう。

 

五十肩を予防するには

五十肩は、はっきりした原因がないまま起こります。五十肩にならない為に、日頃から肩を冷やさないことや、肩を回すなどの予防をしていても起こってしまう場合もあり、確実な予防法が無いのが現状です。

肩の動きには首の位置も大きく影響するため、肩だけ意識するのではなく、身体が歪まないように姿勢も気を付けましょう。例えば、パソコンを使う時の姿勢。首を前に出した姿勢や猫背は、肩の筋肉が緊張しやすく負担がかかりやすいため、顎を引いて、背骨の真上に頭がくる姿勢を心がけてみましょう。

五十肩は時間の経過とともに、症状が改善されることも多い病気ですが、激しい痛みが続く場合や、痛みが改善されない場合は専門機関へ相談することをおすすめします。

50肩は痛みが続くまま放置している人も多いのが現状です。施術を受けられて改善が期待できるケースもあるので、痛みが辛い方やお困りの方は当院へ一度お気軽にご相談ください。

 

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