BLOG

ブログ

YASUDA SHINKYU
SEKKOTSUIN

2020.05.09 腰痛の原因はストレスかも?心因性腰痛について

腰痛というと「ぎっくり腰」のように、腰に無理な負担が掛かかることで起こるイメージが強いですが、実はそれだけでなく、心の不調や神経の障害など、腰痛の原因は実は複数あります。今回は腰痛のさまざまな原因と、その中から「心因性腰痛」について紹介します。

 

腰痛の原因の種類

腰痛が起こる原因は、特定して一つだけが原因として挙げられることは少なく、複数の要因が重なって起こる場合の方が多いといわれています。

腰痛の原因は沢山あるのですが、大きく分けると4種類に分けることができます。

・骨や筋肉の障害

ぎっくり腰や椎間板ヘルニアなど、前かがみになるなど特定の動作をしたときに痛む症状

・神経の障害

坐骨神経痛など、皮膚の表面近くがピリピリ痛む症状

・ストレスやうつなどの精神的、心理的要因

心因性腰痛症など、ストレスが大きくなるほど痛みが増す慢性的な腰痛

・内科的疾患

胃潰瘍、肝硬変、子宮筋腫などさまざまな病気により起こる。安静していても痛む

 

腰痛の原因がストレス?

近年、ストレスと痛みの関連は注目されており、腰痛もその一つと言われています。レントゲンやMRI検査など医療機関で検査をしても異常が見られない、ストレスやうつなどの心理的要因が関連している腰痛を「心因性腰痛症」とよびます。つまり、身体の骨や筋肉が原因なのではなく、心の状態から痛みが出てしまっている腰痛のことです。腰痛全体の半数は、この心因性腰痛症と言われています。

 

なぜ精神的ストレスが腰痛の原因になるのか

痛みの信号というのは、神経から脳に伝達されます。人間の脳にはこの痛みをコントロールしようとするはたらきがあります。例えば大きな痛みはある程度抑えたり、些細な痛みは感じないようにブロックをしてくれます。

しかし、ストレスや精神的に不安な状態が長く続くと、この機能が上手くはたらかなくなってしまいます。痛みの信号が脳に伝わっても、神経のバランスを保つ脳内物質の分泌が低下してしまい、痛みを抑制する仕組みがはたらかなくなり、結果、普段感じないような刺激や些細な痛みでも強く感じたり、痛みが慢性化するようになるのです。

 

心因性腰痛症の特徴

腰痛の多くは、姿勢や体勢に依存した痛みが起こりますが、心因性腰痛症は、姿勢や体勢に関係なく痛みます。痛みの度合いや痛む箇所も変化する場合が多いです。

仕事によるストレス・人間関係や家族関係によるストレス等、様々な原因によりストレスが過剰に溜まっていると引き起こしやすいといわれています。

また、猫背や前かがみの姿勢・腰を反らした状態が続くと、腰への負担が掛かります。これにストレスや精神的不安が加わると、痛みを抑えるオピオイドなどの物質の分泌が低下し、腰痛の慢性化・再発しやすくなるなど悪循環にも繋がります。

痛みが一度緩和しても「また腰痛になるのではないか」という不安から腰を過剰にかばうことで腰痛が悪化する場合もあります。これは精神的ストレスだけでなく、腰をかばい過ぎることで身体を動かさなくなり、脊椎や筋肉の柔軟さが低下して腰痛が治りにくくなったり、再発の可能性が高まることもあります。

 

運動による対策

心因性腰痛症の悪循環を防ぐための対策におすすめは運動です。運動は腰痛の予防や再発防止にも有効と言われています。ストレッチやウォーキング、コアマッスル(深部の筋肉)を鍛える運動などがおすすめです。腰の可動範囲や安定性が高められ、腰痛の改善に効果が期待できます。痛みが激しい時は安静が必要ですが、身体を長期間動かさないままでは、筋肉の萎縮が起きて活動性が低下したり、精神的にも気分が落ち込んでしまいます。

以下に、自宅でできるコアマッスルを鍛えるトレーニング例を紹介します。

  • 両手両膝の間隔を肩幅程度に開いて四つんばいになる
  • 右腕を水平に前へ出して5秒間キープし、元の姿勢に戻す。
  • 左足を後ろに上げて、膝を水平に伸ばし5秒間キープし、元の姿勢に戻す

これを左右交互に行いましょう。1日3セット程度が目安です。慣れてきたら、右腕を前に上げて、左足を後ろに伸ばす姿勢を左右交互に行いましょう。ご自身の体調に合わせて、無理のない範囲で行ってください。

 

まとめ

異常が見つからない腰痛については、姿勢の悪さや筋力低下が原因とされていきましたが、実際は原因不明の腰痛が沢山あり、その痛みにはストレスなどの心の不調も深く関わっていることがあります。慢性的な精神的ストレスにより、痛みを抑える脳内物質の分泌が減少して痛みを強く感じてしまいます。またその痛みを我慢すると、さらにストレスが溜まり、痛みもストレスも慢性化するという悪循環にも繋がります。

当院では「お客様の生活の質を向上させる」ことを大切に、痛みや辛さの緩和に向け、様々な方法でアプローチ致します。腰痛が気になる方は、お気軽にご相談ください。

あなたにおすすめの記事