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2020.06.02 チャーリーホース(太ももの打撲)について

チャーリーホースとは、サッカーやバスケットボール・ラグビーなどのコンタクトスポーツで、相手選手の膝などが太ももに強く当たった時に起こる打撲の症状です。今回はチャーリーホースについて、どのようなものなのか紹介します。

チャーリーホースとは

運動をしていて人とぶつかった時、自分の太ももに相手の膝がぶつかって起こった打撲のことをチャーリーホースといいます。正しくは大腿部打撲による捻挫傷です。損傷している筋肉は大腿四頭筋で、その中でも中間広筋と外側広筋におきます。チャーリーホースは「ももかん」「ちゃらんぽ」と呼ばれる場合もあります。ちなみに「チャーリーホース」とは、外国の競走馬のチャーリーが足を怪我して引きずって歩いていた様子と似ているため、また「ちゃらんぽ」は、プロレスで大腿筋を膝蹴りする技からその名が付けられたと言われています。

チャーリーホースの症状

チャーリーホースの症状は、痛み・腫れ・機能障害です。患部を触ると痛む他、負傷した筋肉に力を入れるたりストレッチをすると痛みが出ます。この痛みにより「膝を曲げられない」「スムーズに歩けない」等の機能的な問題が起きます。また、内出血により、患部が腫れて、皮下出血班(青あざ)もできます。表面上には何も起きていないように見えることもありますが、奥の方で痛んでいるケースが多いです。人によってはとても強い痛みが伴い、ひどい場合は数分間立てなくなったり、膝からくずれてしまうケースもあります。重傷の場合は、経過中に膝関節内に関節水腫ができることもあります。

チャーリーホースが起きた時に怪我をする筋肉について

チャーリーホースで痛む筋肉は、大腿四頭筋(だいたいしとうきん)という筋肉です。この大腿四頭筋は更に、大腿直筋・外側広筋・中間広筋・内側広筋と、4つの筋頭に分けることができます。打撲した時に特に痛むのは、骨とぶつかったものの間に挟まる中間広筋や外側広筋が損傷しやすい傾向にあります。相手と接触した時にぶつかりやすいためなのもその要因のひとつです。

チャーリーホースになった時の対応

まずはできるだけ早く応急処置をすることが大切です。今回は「RICE(ライス)処置」をご紹介します。このRICE処置のRICEとは、Rest(安静)・Ice(冷却)・Completion(圧迫)・Elevation(挙上)の頭文字です。

・Rest(安静)

チャーリーホースを受けた時は、数日は安静にしましょう。まずは出血を抑えることがとても重要です。チャーリーホースで痛んだ筋肉は大きい為、動かしてしまうと、筋肉内で大きな出血に繋がることもあるからです。

・Ice(冷却)

チャーリーホースになった時は、早めにアイスパックなどで20分を目安に冷やしましょう。怪我の痛みの感覚がなくなるまで冷やします。途中で少し痛みが出る場合もありますが、その後に感覚がなくなっていきます。アイシング中に痛みが増した場合は、凍傷の危険性もあるため一度中止してください。また、チャーリーホースが太ももの前に起きた時は、可能な範囲まで膝を曲げて行うと良いでしょう。膝を伸ばしたままの状態では筋肉や細胞が固まりやすく、余計に膝が曲げにくくなるからです。

・Completion(圧迫)

テーピングなどで太ももを圧迫して出血を抑えましょう。ただし、血流が止まるほど強く巻かないように気を付けましょう。

・Elevation(挙上)

チャーリーホースになった部位は、クッションなどを使ってできるだけ、心臓より高くしておきます。血流が減り出血を抑えられるからです。

放置していると骨化性筋炎の可能性も

チャーリーホースを放置していると、骨化性筋炎になる場合があります。骨化性筋炎とは筋捻挫した部分が骨化してしまう現象です。症状が長引き、膝の屈曲可動性に問題を残してしまうことも少なくありません。太ももの打撲をたいしたことないと自己判断せずに、痛みが続く場合は専門機関へ相談しましょう。

肉離れとの違い

チャーリーホースが衝突によって筋肉が押し潰されるように起こるものであるのに対して、肉離れは伸張力によって痛みます。このようにこの二つは、加わった力が違うので、損傷状態も異なります。チャーリーホースの場合の多くは、内出血が急速に発生するため多くの場合は、腫れにより膨らみます。一方肉離れは、ゴムが切れたような感じやへこみを感じることが多いです。両方とも筋肉の損傷としては同じで共通点も多いですが、チャーリーホースは「痛くて力が入れられない」肉離れは「力が入りにくい」など違いがみられます。

まとめ

チャーリーホースは、コンタクトスポーツに多い太ももの打撲です。処置をしないで放置したり、痛みが出てからの早すぎる運動は、出血を促し骨化性筋炎に繋がる恐れもあるため注意しましょう。オフシーズンの場合は無理をしないで安静に過ごしましょう。たかが打撲と思って自己判断せずに、お困りの際は専門機関へ相談してみるのをおすすめします。

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