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YASUDA SHINKYU
SEKKOTSUIN

2020.06.30 腱鞘炎について

手首や指・肘の関節が痺れたり痛んだりする腱鞘炎。言葉はよく聞きますが、どんな症状で、どんな予防法があるのでしょうか。今回は、腱鞘炎について解説します。

腱鞘炎の症状

腱鞘炎は、指のつけ根や手首が動かしづらくなったり、しびれが出たり曲げる時に痛みが起こります。場合によっては痛む箇所の腫れを感じることもあります。物を握ったり、掴む時も強い痛みが出る人もいます。この腱鞘炎は、指の腱鞘が何かの原因で硬くなったり、厚くなったりすることで、腱と腱鞘がこすれ合い炎症が起こって現れる症状です。腱鞘炎が進行すると、「ばね指」と呼ばれる症状が出ることもあります。腱鞘炎は、放置して進行してしまうと関節が固まって腱鞘が伸びなくなる場合もあるため、放置せずに早めに改善することが大切です。

バネ指とドケルバン病

腱鞘炎では、主に指のつけ根に強い痛みや腫れが起こりますが、進行すると次のような症状が起こるようになります。

・バネ指

バネ指とは、指を曲げたり伸ばしたりする際に引っ掛かりを生じるものです。指の曲げ伸ばしをするための腱と腱が浮き上がるのを抑えるための靭帯性腱鞘との間で炎症が起こる腱鞘炎の症状です。手の平側の親指や人差し指、中指などが痛みます。

◆バネ指のチェック法

1.指の付け根を軽く押す

2.押した状態で、指の曲げ伸ばしを繰り返す

この時に、指の動きがぎこちなかったり、痛みを感じた時は、バネ指の可能性があります。曲げた指を伸ばした時に、指がはじけるように急に伸びた場合も、バネ指の疑いがあります。

・ドケルバン病

正式には狭窄(きょうさく)性腱鞘炎といわれます。親指を伸ばしたり、広げるための働きをする腱が、腱鞘との間で炎症を起こす腱鞘炎です。手の甲に痛みや腫れを感じて、親指を曲げたり広げたりする動作で痛みを感じます。

◆ドケルバン病チェック

1.親指を他の指で包むように軽く握る

2.親指側を上にした状態から、ゆっくりと手を下の方へ向けて下げる。この時に伸ばされた手首に強い痛みがあれば、ドケルバン病の可能性が疑われます。

腱鞘炎になりやすい人

腱鞘炎の原因は、手首の酷使によるものがほとんどです。よって腱鞘炎になりやすい人は、パソコン作業・文字を書きすぎる・楽器の演奏・スポーツ選手・手先を使う仕事の人など「手指を使う人」に多くみられます。また、女性ホルモンの影響も原因のひとつと言われおり、更年期以降の女性や、妊娠・出産期の女性にも多くみられます。日常の家事を繰り返しや、子育て中で赤ちゃんを抱っこする機会が多い方にも多くみられます。また、糖尿病や関節リウマチの人もなりやすい傾向にあります。糖尿病のある人は抹消の血管が滞ることや、炎症を起こすと治りにくい為、腱鞘炎を起こしやすくなると考えられています。よく使う部位のため、一度かかると治りにくかったり、繰り返しかかって慢性化しやすいものでもあります。このように、腱鞘炎は性別や年齢を問わず誰もが起こりうる可能性があるのです。

マウス腱鞘炎

最近多い腱鞘炎のひとつが「マウス腱鞘炎」といわれるものです。パソコンを使用していて、手首や肩・背中・腰などに痛みを感じる方はいませんか。マウス腱鞘炎とは、手に負担がかかるマウスの持ち方を長時間使い続けることで起きる腱鞘炎の症状です。マウスを動かしたり、クリックやスクロールする動作は、非常に負担が掛かるため腱鞘炎になりやすいのです。パソコンでマウスを使う際は、次のことを気を付けてみましょう。

・腕は机の上に乗せる

机の上にひじから先をしっかり置いた状態でマウスを持つと負担が軽減されます。

・手は軽く添えるだけ

マウスを使う際は、手に力を入れて握らず添えるだけを心がけましょう。長時間使用しても疲れにくくなります。

・机と椅子の高さの見直し

マウスだけでなく、椅子と机の高さも大切なポイントです。肘から手首が無理なく机に置けるように調整しましょう。背筋が伸びて、床に足がついている状態が良いです。

腱鞘炎を予防するには

腱鞘炎の予防には、手や指への負担をかけ過ぎないことが一番です。しかしながら、仕事や日常生活で手指を使わないわけにはいかない方が多いと思います。その場合は、手指への負担をできるだけ軽減する工夫を取り入れましょう。例えば、意識的に作業の間に休憩を挟んで手指を休めたり、ストレッチをするのも良いです。いったん休憩をはさんで長時間作業を中断することで、手指の負担を減らす効果に繋がります。また、手首の負担を軽減するためのサポーターなどを活用するのもおすすめです。他にも、重い荷物を手で運ぶなどの大きな負荷はできるだけ避けたり、片方ばかり持たないようにすることも工夫のひとつです。もし、炎症が起きた場合は、保冷剤などをビニール袋に入れて痛みのある部分を冷却しましょう。腱鞘炎の治りが遅い方、繰り返し起きてしまう方、改善したいけどどうしたらいいのか分からないなど、腱鞘炎にお悩みの方は、ぜひ当院へ一度ご相談ください。最善の方法でサポート致します。

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