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YASUDA SHINKYU
SEKKOTSUIN

2020.06.30 頸肩腕症候群について

「肩まわりのコリが辛い」「肩や腕に疲れを感じやすい」「手先が痺れる」その症状、もしかしたら頸肩腕症候群(けいけんわんしょうこうぐん)かもしれません。パソコン作業など、長時間同じ姿勢で作業する人に現れやすい不調のひとつです。一般的なコリと違って、デスクワークを辞めても解消しない、悪化すると痛みやしびれが慢性化することもあります。今回は頸肩腕症候群について紹介します。

頸肩腕症候群とは

頸肩腕症候群とは肩や首、腕、指先に痛みや痺れが出る症状全般のことを言います。レントゲンやMRIなどで特に病変が見つからなかった時につけられる肩の痛みの総称です。症状が悪化すると、長期間にわたり同じ箇所に痛みやしびれを感じ、手の指にまで症状が広がる等生活に支障をきたす場合もあります。痛みやコリの他にもめまいや首・肩・腕の筋肉痛もみられます。

頸肩腕症候群が起こる原因

頸肩腕症候群は、背中などの筋肉の血行不良が痛みの原因のひとつです。同じ姿勢のままで長時間いると、筋肉が緊張して血流を阻害し、疲労物質が筋肉に溜まってコリになります。すると、抹消神経も刺激して腕や指先に痛みや痺れも生じます。

頸肩腕症候群になりやすい人

・首や肩周りの筋肉の疲労

・寒さによる血行不良

・精神的ストレス

・頸椎椎間板の異常

・内臓疾患

上記の項目は頸肩腕症候群を招きやすい症状の例です。また、日常生活では、以下の項目がいくつ当てはまるかチェックしてみましょう。

・デスクワークを1日5時間以上する

・1日1時間以上スマートフォンを使う

・猫背

・疲れると頭痛が起こりやすい

・1日30分以上歩かない

・首を後ろに反らすと痛い

心当たりのある方は要注意です。頸肩腕症候群はパソコン作業など、長時間ほとんど動かない姿勢で正確さや集中力が必要なデスクワークをする人に多い病気とも言われています。

日常生活での改善法・予防法

痛みが辛い時にはまず安静にすることです。そして、少し改善が見られたら、血行を良くして筋肉の緊張をほぐすために軽めの運動や、入浴して身体を温めることも効果的です。具体的な注意点は以下のとおりです。

・安静にする

筋肉の緊張をほぐすために十分に休息を取りましょう。自分がリラックスできるもの(音楽を聴く、飲み物を飲むなど)も取り入れると良いです。

・軽い運動を行う

日常的に軽い運動や体操をして運動不足を解消しましょう。肩や首の筋力を鍛えると、筋肉を強化でき、筋肉に負担が掛かりにくくなります。ただコリで負荷をかけることができないときは、無理をしないのが一番です。改善したら体操やストレッチ、余裕があれば負荷をかけて筋肉を強化するのが良いでしょう。

・湯船に浸かる

コリのある場合は血行を良くするため入浴がおすすめです。半身浴ではなく肩までしっかりと使って温めることがポイントです。好みに合わせて入浴剤も使うのもおすすめです。

・姿勢

筋肉に負担が掛からない姿勢を心がけましょう。猫背のように悪い姿勢は首や肩の筋肉に負担が掛かるため、正しい姿勢を意識したり、1時間に一度は筋肉をほぐしたり背筋を伸ばすストレッチを行うなど工夫しましょう。

自宅やオフィスでできる運動法と姿勢

パソコンに向かう作業を1時間したら、1~2分はブレイクタイムとして、肩をゆっくりと持ち上げて上げ下ろしをしたり、首をぐるりとゆっくり回すなど血流を促す動作をするのが望ましいです。簡単なことですが、なかなかこれを実際に行っている人は少ないのも現状です。これを機会に、コリがある人も今は無い人も、意識的に行ってみてはいかかでしょうか。デスクワークにおける良い姿勢のポイントを以下にまとめました。

・パソコンの画面は目線の高さにする(専用スタンドを使うのも良い)

・前かがみで猫背にならないように、姿勢を保てる外付けのキーボードを使用する

・足の裏が床につくように座る

・椅子は背もたれのあるものに深く座る

・冷房が直接かからない場所で作業する

気を付けたいのは、パソコン作業の時だけではありません。スマートフォンやタブレットを使う時も同様に姿勢に気を付けましょう。特にスマートフォンはパソコンに比べて画面が小さいため、猫背になりやすく、前かがみの姿勢は頸椎に負担を与える原因にもなるため注意しましょう。猫背などの悪い姿勢は、頸椎が不自然な恰好になり、筋肉の疲労につながります。

ストレッチのコツ

ストレッチは、コリで縮んでいる筋繊維や筋膜、栄養血管を持続的に伸ばして、筋を緩めて血管を広げる作用があります。ストレッチをする際のコツは、痛みが出る程強くは行わず、伸びて気持ちがいい程度にします。1回の動作につき、30~40秒以上行うのがポイントです。動作の時間が短いと効果が薄れやすいからです。痛みが続くと、仕事や家事・勉強にも集中できなくなり、日常生活にも支障をきたしてしまう恐れがあります。肩回りの痛みやコリがなかなか取れない場合は、ぜひ当院へお気軽にご相談ください。

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